先日、パンデミックもあって3年ほどブラジルに戻って来られなかった日本人男性と話していて、驚くような話を聞いた。
「ブラジルの銀行口座に数十万レアルを預けたままにして、3年前に日本へ行った。先日ようやく帰ってきて、さっそく口座残高を確認したら、わずか数百レアルになっていて愕然とした。すぐに銀行に相談したが、どうも詐欺にやられたようだ」と、とても悔やんでいる様子。
口座残高の動きをみると、預金は昨年4月ごろから少しずつ引き出されており、口座の動きが2年間止まっていることを知る立場の銀行内の誰かが犯人、もしくは手伝った可能性があるという。
「インターネットバンキングなどを使って日本から口座の動きを確認し、おかしな引き出しがあれば、すぐに銀行に苦情を伝え、パスワードを変えるなどの対処をすべきだった」と振り返る。
読者の皆さんも、銀行口座情報の確認は頻繁にすることをお勧めする。(深)