世界的な不安と国内選挙により、投資家はブラジルのリスク資産に慎重な姿勢を維持した。イボベスパ指数は火曜日(27日)に0.68%下落し、108,376ポイントになった。ブラジルの証券取引所の主要株価指数は、ほぼ米国の株価指数に追随した。
ニューヨークでは、ダウ平均が0.43%、S&P500が0.21%下落した。しかし、ナスダックは0.25%上昇し、緑で引けた。
米国では、利上げのシナリオの可能性が高いことと、第3四半期の企業業績が不透明であることが懸念材料となっていると見られている。今後起こりうる世界的な景気後退の要因になる要素が多くあると考えるエコノミストもいる。
今日の下落は先週の損失を拡大させるもので、これはFRBやイングランド銀行(BOE)などいくつかの中央銀行の利上げ政策が進んだことに起因していると見られている。
ブラジルは金融引き締めのサイクルが進んでいますが、リスクからの逃避という警戒感もある。国際市場では、不況の拡大が懸念され、株価下落の要因になっている。S&P500は強い修正から、ブラジルの証券取引所は悪影響を受けて終了した。
アメリカの通貨の強さを先進国の他の通貨に対して測る指数であるDXYは、リスク回避の動きで再び上昇し、0.10%高の114.23ポイントとなった。一方、レアルに対しては、買いが 5.376 レアル、売りが 5.377 レアルと 0.09%下落した。
10年債利回りは3.972%と9.2bp上昇したが、ブラジルのイールドカーブも一息ついた。2023年のDIレートは3ポイント後退して13.68%、2025年は17ポイント後退して11.58%、2027年と2029年のDIはそれぞれ18、14ポイント後退して11.51%と11.68%、2031年のDIは13ポイントを減らして11.77%であった。
今日もIPCA-15のデフレ脱却というポジティブなデータが出たが、これはすでに織り込み済みの内容だった。国際情勢だけでなく、選挙週間であることもあり、市場はまだ警戒モードだ。
Ibovespaの最大の下落の中で、アルパルガタス(ALPA4)の優先株は4.84%ダウン、ポジティボ(POSI3)とデクスコ(DXCO3)の普通株はそれぞれ4.82%と4.60%ダウンした。
プラス面では、ゲルダウ優先株(GGBR4)が2.59%、スザノ(SUZB3)とシエロ(CIEL3)の普通株がそれぞれ2.05%、2.13%上昇した。