《ブラジル》セレソンが最後の2親善試合で計8発!=W杯に向け順調な仕上がり

ラフィーニャに抱きつくリシャルリソン(Lucas Figueiredo/CBF)

 27日、フランスで行われたチュニジアとの親善試合で、ブラジル代表(セレソン)は5―1で快勝。W杯に向けての順調な仕上がりぶりをうかがわせた。
 この日のセレソンは序盤から積極的な攻撃を展開した。前半11分、チアゴ・シウヴァの中盤からのロングパスを受けたラフィーニャが、ペナルティ・エリアに踏み込んだところからいきなりのヘディング・シュート。これが決まり、1点を先制した。
 18分にはチュニジアに速攻をかけられ、1点を返されるも、その直後の19分、ラフィーニャからのロングパスをペナルティ・エリアで受けたリシャルリソンが決め、2―1とした。
 27分にはペナルティ・エリア内でカゼミロが押し倒され、ファウルで得たPKをネイマールが落ち着いて決め、3点目。40分にはリシャルリソンから受けたパスを、走り込んだラフィーニャが決め、前半だけで4得点となった。
 後半28分には、ゴール前からのこぼれ球を途中出場のセンター・フォワードのペドロが右足の豪快なボレー・シュートで決めて5―1。最終的に、4点差をつける圧勝で終わった。
 セレソンは前戦のガーナ戦と合わせて8得点と、攻撃陣が絶好調。中でも合計3得点のリシャルリソン、この日2得点のラフィーニャの活躍が光った。
 セレソンにとってはこれがW杯前の最後の試合で、W杯出場の正式メンバー26人は11月7日に発表される。W杯最初の試合は同月24日の対セルビア戦となる。
 親善試合での圧勝に沸いたサッカーセレソン(ブラジル代表)だが、ネット上を一番沸かせたのは途中出場で代表初得点を決めたペドロに対する反応だった。これは、チームの大半が欧州勢で占められる中、リベルタドーレス杯でダントツの得点王のフラメンゴのエースに対し、「国内勢の意地を見せてくれ」と願うファンが多いことを示すものだった。フォワードの残り一枠をめぐって争っているペドロだが、この得点でリードしたか。

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