ラテン・アメリカでは、ブラジルは不動産の購買、賃貸の料金が比較的安いことが判明した。29日付現地サイトが報じている。これはキント・アンダールという不動産会社が行った調査によって明らかになったものだ。
この調査は、サンパウロ市、リオ、ブラジリア、サルバドール、ベロ・オリゾンテ、クリチーバ、ポルト・アレグレのブラジル7市と、リマ(ペルー)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、パナマ(パナマ)、メキシコ・シティ(メキシコ)、キト(エクアドル)の計12市の比較で行われた。調査期間は2021年6月から2022年6月までだ。
それによると、「不動産購買価格の高い上位5市」でブラジリアが5位、「賃貸料が高い上位5市」ではサンパウロ市が4位に入ったが、ブラジル国内の他の市は軒並み順位が低かった。
たとえば、「賃貸が相場より30%低かった3市」はクリチーバ、ポルト・アレグレとリオだった。「不動産購買」でも、最も安い4市はポルト・アレグレ、サルバドール、ベロ・オリゾンテ、クリチーバだった。
購買も賃貸も最も高かったのはブエノスアイレスで、二番目がメキシコ・シティとなっている。
ブラジル以外の都市は、不動産価格や賃貸料が現地通貨とドルで表示されているため、各物件の価格や賃貸料の比較は、売り出しや貸し出しの案内が出た月の為替の平均値を出し、ドル価に換算してから行われたという。
★2022年9月13日《サンパウロ市》アパートのウサギ小屋化進む=45平米以下が76%占める=少子化や物価高騰などで
★2022年4月6日《ブラジル》家屋売却益も免税の可能性=購入家屋の融資返済の場合