OPECが11月からの減産を決定したことにより、ペトロブラスや石油関連企業が高値をつけた。Ibovespaは水曜日(5日)に0.83%上昇し、117,197ポイントで取引を終えた。ブラジル証券取引所の主要指数は、コモディティの助けを借りて、欧米で見られた下落の動きから切り離された。
ニューヨークでは、ダウ平均が0.14%、S&P500が0.20%、ナスダックが0.25%下落したが、これは2日連続で高値を更新した後のことだ。過去2日間の上昇にどれだけの持続性があるのか、市場が考えるべきタイミングとなったようだ。
同時に投資家が8月のJOLTs(公開求人数の指標)の発表に楽観的だった場合、予想より弱い結果となり、連邦準備制度理事会が金利を高く維持しなければならない期間についてまだ疑問が残っていると見られている。
今日、サンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー総裁が、インフレがコントロールされるまでもっと金利が上がるだろうと述べたことも注目されている。これはまたリスク資産に圧力をかけるものだ。
米国では、10年物国債の利回りが13ベーシスポイント上昇し3.747%、2年物国債の利回りが4.9ポイント上昇し4.146%となった。
前述の要因に加え、石油輸出国機構(OPEC)が11月時点で日量200万バレルの減産を決定したことも、イールドカーブに圧力をかける要因となった。燃料価格は、世界的にインフレ率上昇の強い引き金となっている。
OPECが発表した減産を受け、ブラジル市場はペトロブラスを中心とした一部の銘柄に集中して高値で引けた。そのため、アメリカの株式市場が小幅な下落で引けた中で、イボベスパはプラスを維持した。
ペトロブラスの優先株と普通株(PETR4;PETR3)はそれぞれ3.76%と3.54%上昇した。3Rペトロリアム(RRRP3)の普通株は3.49%、ペトロリオ(PRIO3)の普通株は3.20%の上昇となった。
しかし、コモディティのパフォーマンスはレアルの価値を維持するのに十分ではなかった。ドルはブラジルの通貨に対して0.31%上昇し、購入で5.183レアル、売却で5.184レアルとなった。しかし、先進国の通貨に対するドルの強さを測る指数であるDXYの1.01%の上昇よりも小さく、111.08ポイントまで上昇した。
ブラジルのイールドカーブは、最終的に、国債とコモディティに圧され上昇した。2023年のDIは13,672ポイントで安定的に推移している。2024年DIは2ベーシスポイント上昇し12.74%、2025年DIは3.5ポイント上昇し11.50%であった。2027年のDI値は11.30%で5ポイント増、2029年のDI値は11.45%で7ポイント増となった。2031年のDIは6ポイント上昇し、11.53%であった。