サントス強制退去事件を描いたドキュメンタリー映画『オキナワサントス』（９０分、松林要樹監督）の第３回目となる巡回上映会が、１０月９日午後４時からサンパウロ市シチオ・バロカーダ区の沖縄県人会共和支部会館（Vila de Arouca, 301. Acesso Rod. Fernão Dias, km 80）で開催される。入場３０レアル。
同上映会は沖縄県人会共和支部、カショエイラ支部、カンポ・リンポ支部、グアルーリョス支部、パトリアルカ支部、ペンニャ支部の共同で開催される。
案内のため沖縄県人会高良律正会長、島袋栄喜元会長、上原ミルトン定雄上映会実行委員長、宮城あきら沖縄移民研究塾代表が編集部を訪れた。
宮城代表は「謂れのないスパイ容疑によって、全てを捨てて違う土地に移らされるということは、自分の身において考えてみれば尋常じゃないことです。このような過ちが二度と起きぬよう映画を通じて事件を知って欲しい」と語り、高良会長は「沖縄県人会として戦争に隠れたこの歴史を広く知らせないといけない」と述べ、上映会への参加を呼び掛けた。
上映会後には同事件に関する討論会、沖縄移民研究塾が編纂した『群星』特集号（５０レ）の販売も行われる。
入場券の事前購入、上映会詳細は各支部長または本部（電話：１１・３１０６・８８２３／１１・３２４１・０８７４）まで。
