おしゃべりパパガイオ

 ボルソナロ大統領は17日、大統領官邸に自身を支持するセルタネージャの歌手たちを集めて、親睦会を行った。ブラジルの場合、ファンキやヒップホップ、サンバ、MPB、ロックなどは圧倒的に左派傾向が強いが、国内でも屈指の人気ジャンルであるセルタネージャは伝統的に保守で、この日も熱烈なボルソナロ氏ファンの若手人気歌手、グスターヴォ・リマから、レオナルド、ゼゼー・ディ・カマルゴ、シタンジーニョといった大御所たちまでが集まった。最近は女性版の「フェミネージャ」も人気だが、そもそもは農村地帯の男性の音楽として有名だ。彼らの影響力で逆転なるか。
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 17日、サッカーの最高選手を意味する「バロン・ドール」の発表が行われ、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリッド)が34歳で初受賞した。また、レアルの攻撃陣でベンゼマのパートナー役として急成長を遂げた12歳年下のヴィニシウス・ジュニオルがブラジル人選手としては最高の8位を記録した。これに関しては、「よくやった」と「チームのクラブ世界一に貢献したのに低い」の両方の声を聞くが、自信になったのでは。
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 19日の国内のサッカーは、ブラジル杯決勝第2試合のフラメンゴ対コリンチャンス戦がマラカナンで行われる。先週の第1試合は0―0の引き分けだから、この試合で勝敗が決まる。マラカナンがホームのフラメンゴ有利だが、コリンチャンスとしては一矢報いて優勝したいところだ。

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