公益財団法人「海外日系人協会」は22~23日、世界各国の日系人が親睦を深め、日系社会の課題や日系社会間と日本の協力について考える「第62回海外日系人大会」をオンライン会議アプリ「Zoom」にて行う。今年の大会テーマは「日系社会の持続可能な発展と日本」。
1日目には、海外日系人協会で評議員を務めるブラジルの弁護士、二宮正人氏が「ブラジルにおける日系社会の発展の経緯とその将来」をテーマに基調講演を行う。
2日目は「持続可能な日系社会を目指して―実践と成果」をテーマとしたシンポジウムを行い、「多彩な活動を広げる日系コミュニティ」と「日系人に関する教科書記述および学習活動の現状と課題」をテーマとしたパネルディスカッションを行う。
パネルディスカッション「多彩な活動を広げる日系コミュニティ」では、コロナ禍が各日系団体の活動にどのような影響を与え、それにどう対処したかを実践例を踏まえて議論し、日系社会の将来について展望する。
「日系人に関する教科書記述および学習活動の現状と課題」では、小・中・高校教科書における移住、日系人、日系社会等に関する記述内容についての調査結果を発表し、日系人・移住学習の理論と実践について今後の課題や展望について議論する。
22日は、日本時間の午前10時から午前11時半まで開催。23日は、同午前10時から午後1時まで行われる。同時通訳有り。
オンライン大会への参加は、移住や日系人、日系社会に関心を持っている人であれば誰でも可能。参加費無料。参加には事前申し込みが必要で、同協会サイト(https://jadesas.or.jp/jp/taikai01/)から行う。