18日夜、伯国での重要な音楽賞とされている「ムウチショウ賞」の授賞式が行われた。この日の最多受賞となったのは多くの人が予想したとおりアニッタで、音楽配信サービス「スポティファイ」で世界一の配信数を記録した代表曲「エンボルベール」が最優秀楽曲賞を受賞したほか、最優秀賞アーティスト、最優秀音楽ビデオ賞に輝いた。また、南大河州でのコンサートで人種差別被害を受けていたセウ・ジョルジェが、アレッシャンドレ・ピーレスと行ったコンサートで最優秀コンサート賞を受賞した。受賞の席でアレッシャンドレは、ジョルジェが受けた被害について問題提起を行っている。
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黒人の芸能人で人種差別被害を受けたのはセウ・ジョルジェだけではない。黒人コメディアンのエディ・ジュニオルも自身の住む聖市西部バラ・フンダにある自宅コンドミニオで、高齢の白人女性から「マカコ(猿)」「バンジード(泥棒)」などと呼ばれる被害を受けていた。エディはその模様が収められた監視カメラの録画などをすでに警察に提出。加害者の女性はすでに実名付きで報道されている。
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サッカーのブラジル杯でのフラメンゴが優勝後、ルーラ元大統領のジャンジャ夫人は「ごめんね。私、フラメンゴのファンなの」と喜びの投稿を行った。ルーラ氏は試合に敗れたコリンチャンスの熱烈なファンとして有名だ。一方、パルメイラス・ファンのボルソナロ氏だがこの日はフラメンゴを応援していた。