20日より、「モストラ」の愛称でも知られる国内最大の映画祭「サンパウロ国際映画祭」がサンパウロ市ではじまった。20、21日付現地紙、サイトが報じている。
今年で46回目を迎えるモストラは国内で最も多くの映画を鑑賞することが可能なことで知られており、今年も全世界から223本の映画が集められた。サンパウロ市内の映画館ではその内の206本の映画を鑑賞することが可能で、16本はオンラインでの鑑賞もできるようになっている。
公開される映画の中には、今年のカンヌ映画祭で最大賞のパルムドールを受賞したリューベン・オストルンド監督(スウェーデン)の「トライアングル・オブ・サッドネス」が含まれているほか、来年開催の米国アカデミー賞の国際長編映画部門にエントリーした作品も13本など、国際的に評判の高い映画が目白押しとなっている。
また、しばしば「ブラジル最高の映画」とも称されるグラウベル・ロシャ監督の「黒い神と白い悪魔」(1964年)のオリジナル・フィルムの公開など、映画マニア注目の企画もある。
チケットの購入方法は公式サイトhttps://46.mostra.org/に記載されているが、40作鑑賞券で410レアル、20作鑑賞券で250レアル、パス600レアルなど、様々な種類のチケットが用意されている。開催は11月2日までだ。