大統領選の決選投票まで残りあと2日のブラジル。その一方、米国では来月8日に下院の中間選挙が控えている。同国で行われた最新の世論調査によると、同国民の40%が「投票場に行って威嚇されるのではないかと恐れている」と身の危険を感じていることがわかった。それだけ、大統領選で落選した後のトランプ氏の抵抗や同氏の支持者が21年1月6日に起こした連邦議事堂襲撃は国民にとっての強いトラウマとなっているということか。ブラジルの選挙でも強い緊迫した空気が流れている真っ最中。同じ轍を踏むような事態はなんとか避けたいところなのだが、どうなるか。
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投票日を3日後に控えた27日、ルーラ氏は77歳の誕生日を迎えた。その日、かつてはライバルとして大統領選を争ったこともあるカルドーゾ元大統領が決選投票でルーラ氏への投票を呼びかけるメッセージを動画で流した。少し前までは元気に公の前に姿を現していたカルドーゾ氏も現在は91歳。なかなか人前に姿を見せなくなったが力強くルーラ氏を支援。かつては批判することも少なくなかった同氏からの粋な誕生プレゼントだ。
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26日のサッカーの全国選手権。2位インテルナシオナルは本拠地ポルト・アレグレでのセアラー戦を2―1で勝利。この試合で敗れていればその時点でパルメイラスの優勝が決まるはずだったが、なんとか阻止した。ただ、残り4節の時点での勝ち点差は10と大きい。パルメイラス優勝は時間の問題か。