沖縄県議会議長の赤嶺昇さん(55歳)は元ブラジル移民で、サンパウロ市ペーニャ区生まれ。11歳で沖縄に戻り、政治家になった。ブラジル
勢をパレードの終点で待ち構え、知り合いと次々に挨拶を交わしていた。
「ブラジルで学校に通っていた頃、いろんな肌の色の生徒が同級生にいた。ブラジルが戦争を起こさないのは、人種の多様性が生活感覚で根付いているからだと思う。そんなブラジルと所縁があることを誇りに思う」と胸を張る。
来年渡伯を予定していることを明かし、「ブラジルとの若者同士の交流をもっと深めるためのプロジェクトを進めたい」との抱負を語った。
最後に「ポルトガル語はまだ覚えていますか?」と尋ねると、「ジャ・エスケシ(もう忘れた)」とわざとポ語で答えてウインクをした。(深)