ルーラ当選祝う家族が銃撃され1人死亡=大統領支持者が銃乱射

 10月30日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで、ルーラ氏の大統領当選を祝っていた家族がボルソナロ氏の支持者によって銃撃され、27歳の男性1人が死亡した。10月31日、1日付現地紙、サイトが報じている。
 事件はベロ・オリゾンテ西部ノヴァ・シントラで起こった。ペドロ・エンリケ・ジアス・ソアレスさん(27)と母親(47)、いとこ(12)は自宅の車庫でルーラ氏の当選を祝っていたが、路上でも祝おうとして車庫から出たところ、36歳の男性に銃撃された。3人は病院に運ばれたが、腹部と肩を撃たれたペドロさんは助からなかった。
 容疑者はまもなく逮捕されたが、ボルソナロ大統領の支持者であることが判明。同容疑者は投票後、家で酒を飲んでいたが、結果が判明し、人々が路上でルーラ氏当選を喜んでいる声を聞くと、銃を手に「麻薬取引者を見つける」などと言いながら外出したという。
 本人は警察で、酒に酔った勢いで、「狙いもつけず、ランダムに撃った」と供述しており、自宅そばの路上でも47歳と40歳の女性にかすり傷を負わせている。
 警察は政治的な動機による犯行かを捜査中だが、ペドロさんの母親は、ペドロさんは「ルーラ! ルーラ!」と叫んだだけで撃たれたと証言している。

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