7日朝、パラー州西部で、フェリーに乗ろうとした小型バスが川に転落し、5人が死亡する事故が発生した。7日付現地サイトが報じている。
事故現場はパラー州サンタレーン市サンターナ・ド・タパラーの港湾ターミナルで、同市内DER港に向かうためのフェリー乗り込み作業中の小型バスが川に転落した。
目撃者によると、バスの乗客は半分が車中に、残りは外にいた。運転手が車外に出て搭乗を促そうとした際、ハンドブレーキを引いてなかったため、バスがずり落ち始めた。鋼鉄のロープにぶつかって一旦止まったが、ロープがバスの重みに耐えきれず切れたため、バスは乗客を乗せたまま川の中に落下したという。
この事故により、7日午前中に5人の死亡が確認されたほか、12歳の少年が行方不明となっている。7日朝の段階では、亡くなったのが全員バスの乗客であったのかの確認が取れていない。関係者の話によると、このバスは運転手を入れて11人で走行していたが、落下した時に車内にいたのは8人で、うち2人は自力で脱出したという。
市警によると、このバスは整備や運行資格の点では問題はなかったという。