【那覇発=深沢正雪記者】第7回世界のウチナーンチュ大会実行委員会会長の玉城デニー沖縄県知事は10月31日、那覇市の市町村自治会館で「海外功労者表彰式」を開催した。その場で海外功労者17人(出席16人)が表彰され、加えて次世代代表11人(出席8人)、新民間大使33人(出席25人)に認証の賞状が手渡された。
玉城県知事はあいさつで「ウチナーンチュのチムグクル(真心)の気持ちを大切に、今後ますますの活躍を大いに期待する」と激励した。
長年にわたり沖縄文化普及などに貢献のあった人を表彰する「海外功労者」を代表して謝辞を述べた北米県人会の徳永愛子さんは、ウチナー精神を教えてくれた「両親の教育に心から感謝する」と振り返った。「沖縄との絆を常に保ち続けていく」との決意を述べた。
次の時代のリーダーとなることを期待されている「次世代代表」に認証されたシドニー県人会のタガート安江さんは、オーストラリアで初のエイサー隊を創設した。「沖縄芸能を世界のスタンダードにしたい」との意気込みを述べた。
民間大使認証を受けた人の代表として、ペルー県人会のマツ・カリナさんは「私たちの子孫がウチナーンチュであることを誇りに思えるような活動をする。ウチナー魂を受け継ぐ責務を強く感じる」と意気込んだ。
表彰式では県人会に対する感謝状に加え、首里城の廃材で作成した盾の贈呈なども行われた。
【ブラジルの海外功労者】島袋栄喜、呉屋晴美、大城ケンジ、上原貞夫ミルトン【次世代代表】仲里クラウジア、吉村タカオ、神谷ラファエル、比嘉テツオ、安慶名ノゲイラ・パトリシア【新民間大使】知念城間ヴァネッサ、知花ルイ、照屋マルコス、クリチアン・ポエンサ、ゲンカ・キミエ・ジルセ、金城(かなしろ)エドアルド、シラド・キヨシ・ニウトン