11〜13日にサンパウロ市インテルラゴス・サーキットでF1のブラジルGPが行われ、イギリスの新鋭ジョージ・ラッセル(メルセデス、24)が自身初のGP優勝を飾った。13、14日付現地紙、サイトが報じている。
ラッセルは12日に行われた予選でポール・ポジションを獲得。今季4位と好調ながら、まだF1での優勝経験がなかった彼に、王者のチャンスが訪れた。
13日のレース本番では、スタート直後にダニエル・リッチアルド(マクラーレン)とケヴィン・マグヌッセン(ハース)が衝突を起こす波乱も起きた。
また、予選3位でスタートの昨年の同GP王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)と、2022年の王者が既に決定しているマックス・フェルスタッペン(レッド・ブル)が衝突を起こす事態も発生。その間、無事に運転を続けたラッセルが、ブラジルGPのみならず、F1レーサーとしても初の優勝を飾った。
2位にはブラジルGP過去3度制覇のハミルトンが入った。ハミルトンはこれまでの栄誉を称えられ、ブラジル名誉市民賞も授与されたばかりだった。今季はここまで年間5位と不調だったが、このGPで今季5度目の2位となった。ハミルトンはラッセルの同僚でもあり、2020年以来のメルセデスの1、2位フィニッシュにもなった。
今季王者のフェルスタッペンは6位に終わっている。