22日のサッカーW杯は、ブラジル代表(セレソン)の宿敵で優勝候補のアルゼンチンがサウジアラビアに1―2で敗れる大波乱があった。試合開始10分後にエース、メッシのPKで幸先良く先制したアルゼンチンは、前半に猛攻を仕掛け、3度ゴールネットを揺らしたかに見えたが、全てオフサイドで追加点ならず。逆に後半3分と8分に、守備が浮き足立ったところを狙ったサウジアラビアに逆転された。アルゼンチンはその後も猛攻を仕掛けたが、相手キーパーのアルオワイスの超美技をはじめとした捨て身の守りにあい、得点を上げることができなかった。セレソンがこれに続かないことを願いたい。
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昨日付本頁で報じた、ワッツアップ上でボルソナロ大統領支持者の大規模な反乱や軍事介入の可能性まで示唆した連邦会計検査院のアウグスト・ナルデス判事が体調不良を理由に21日から休職している。ナルデス氏は自分の発言が「悪く解釈された」とし、現在行われている大統領派のデモを批判した。だが、司法界や政界では既に連邦議会への召喚や停職願いが殺到。休職で逃げ切れるか。
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22日朝、サンパウロ市地下鉄3号線で異常が発生し、電車が停車、もしくは減速運転を強いられる事態が起こった。原因はペドロ2世駅で起きた電力供給機能の故障で、正常に戻ったのは午前11時過ぎ。この混乱で各駅は人でごった返した。近年は銅線窃盗が問題化しているが、ここでもそれが疑われている。