サンパウロ市西部に建設されたラテン・アメリカ最大の観覧車の名前が決定し、12月9日から営業をはじめることとなった。23、24日付現地紙、サイトが報じている。
この観覧車はサンパウロ市西部を走るピニェイロス川沿いのCPTM9号線ヴィラ・ロボス駅に程近いカンディド・ポルチナリ公園にできたもので、命名権を持つXPインク社が22日に、「ローダ・リコ」と名付けた。
ローダ・リコの高さは91メートルで、リオ市にある「リオ・スター」の88メートルや、サンタカタリーナ州の「FGビッグ・ホイール」の82メートルを抜き、ラ米で最大規模となる。
ローダ・リコが1周するのにかかる時間は25〜30分で、ゴンドラは42個。10人乗りのゴンドラには冷房、監視カメラ、インターフォン、ワイファイが完備されている。
チケットは「Sympla」という専用サイトから購入可能で、値段は25〜79レアルまで幅がある。オープンは12月9日だが、販売はすでにはじまっている。
XPインクのマーケティング部長リサンドロ・ロペス氏は、「多くの人を呼び込み、市で有数の大きなプロジェクトにしたい」と意欲を語っている。
ピニェイロス川のレジャー開発はヴィラ・ロボス駅周辺だけではなく、CPTM9号線ベリーニ駅近くの「リニア・ブルーノ・コーヴァス公園」も今後の目玉とされている。