28日のサッカーW杯のブラジル代表(セレソン)対スイス戦の客席では、ボルソナロ大統領三男エドゥアルド下議が興奮しながらセレソンを応援する姿が見られたが、これが物議を醸した。それは、大統領選の結果を不服とするボルソナロ氏の支持者たちがW杯の試合中も、全国の軍関連施設前で軍事介入を求めるデモを行っていたためだ。場所によっては豪雨に打たれながら懸命にやっている人たちもいた。エドゥアルド氏はその姿と対比される形でネット上で批判されたが、擁護派からは、「きっとこれから極右の政治会議にでも出るのでは」との憶測も。実際のところ、どうなのか。
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スイス戦を故障のために欠場したネイマールとダニーロに関して、セレソンのコーディネーターたちが29日に記者たちからの質問に答えた。それによると、2人とも回復ぶりは順調で「試合には戻れる」とのこと。幸いにして12月2日のカメルーン戦は、すでにグループリーグ突破が確定しているので出場する必要なし。決勝トーナメント初戦はおそらく5日なので、そこまでに治ってくれれば。
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パラナ州の国道で大規模な土砂崩れが起きた28日は大サンパウロ市圏でも強い雨が降り、どの水系も15〜30ミリの雨を記録した。この日の雨はサンパウロ市東部で強く降って川が溢れたところもあり、一部では降雹(ひょう)も見られた。海岸部での水害は数州に及んでおり、大雨の可能性もあるとか。当面は雨や風に警戒を。