サッカーW杯は5日、決勝トーナメント3日目を迎え、ブラジル代表(セレソン)は韓国に対し4―1で快勝し、準々決勝に進出した。5日付伯字紙が報じている。
2日のカメルーン戦では控え主体で臨んで苦杯を喫したセレソンだったが、おかげでレギュラーの大半が中6日での出場となり体力を温存していた。主力の大半が中2日の韓国より、この時点でだいぶ有利だった。
試合は最初からセレソンが猛攻を仕掛けた。開始6分、ラフィーニャからのペナルティ・エリア右側からのパスが中央をスルーしたところに、左からヴィニシウス・ジュニオルが飛び出しシュートを決め、まず1点目。
12分、ペナルティ・エリアでのリシャルリソンへのファウルで得たPKを、11月24日のセルビア戦以来の出場となるネイマールが決め2点目。
29分、ペナルティ・エリア内の中央でボールをキープしたリシャルリソンがドリブルで攻め込んで、セルビア戦のオーバーヘッド・キック以来のゴールで3点目。喜んだリシャルリソンはチッチ監督の元まで駆け寄り、彼のあだ名である鳩の動きに似せたポンボ・・ダンスを監督に踊らせて話題となった。
36分にはヴィニシウスからの中央へのクロスを後ろから走ってきたパケタが決めて4点目となった。
後半、セレソンは攻撃のペースを落とし、韓国が反撃に転じた。この日、韓国側で気を吐いたフォワードのファン・ヒチャンは数度ゴールを脅かすがアリソンが好捕で防いだ。
だが31分、セレソン側がペナルティ・エリアからはじき出したボールをペク・スンホがミドル・シュートを決めて韓国が1点を返した。だが、反撃はこの1点のみで終わった。
セレソンは左サイドバックのサンドロ、テレスの故障欠場を、この日に故障から復帰した右サイドバックのダニーロが埋めた。またキーパーのウェヴェルトンが途中出場したことで登録26人が全員W杯のピッチに立ったことになる。
セレソンはブラジリア時間9日12時に日本を下したクロアチアと準々決勝を戦う。