西風会(せいふうかい)は5月、『西風』15号(264頁)を刊行した。同会は会員が毎月1回集まり、様々なテーマについて議論する私的な研究会。同誌には小説やエッセーなどが掲載され、今号には17作が掲載されている。
掲載作品「風化する世界大戦」(井口道子)では、友人から送られてきたベルリンの桜を写したビデオの映像を観て思い出した第2次世界大戦中の記憶を綴る。「強盗に入られた…の記」(橋本孝子)では、自身の強盗被害体験とブラジルでは犯人は捕まっても、すぐに釈放されてしまうことに対することへの意見を述べていく。
本書では論文やエッセー、小説、社会時評などの投稿も受付けている。購読希望者には無料で配布する。発行部数は200部。入手希望、投稿の連絡は中島宏さん(メールnakashima164@gmail.com)まで。