Ibovespa(IBOV)はこの金曜日(16)、回復しようと試みたが、結局は週次で4%以上の下落を抱えて終わった。中央銀行が金融引き締めサイクルをさらに強めることによる世界的な景気後退を懸念した欧米の弱気相場に加え、政治環境が再び重しとなり、ブラジル証券取引所の主要指数は0.85%下落の102,855.70ポイントで本日の取引を終えた。
その結果、Ibovespaは4.33%の損失で週を終えた。
市場は、来週火曜日に下院本会議での採決を控えた移行PECの進捗状況に引き続き注目している。
上院で承認された法案は、2年間で1450億レアルを歳出上限の枠外で使えるようにするもの。さらに政府収入の超過分に基づく上限から、外国の投資を除外することで来年の会計に約230億レアルの余裕を持たせるものだ。これに対し、来年以降の国の財政状況のシナリオを描こうとする金融関係者は恐れを持って受け止めている。
また、議会では「公社法」が未確定なままだ。上院議長のロドリゴ・パチェコ(PSD-MG)は、このプロジェクトを今年中に議題にすることは「非常に難しい」と考えている。最も可能性が高いのは、この公社法案が2023年になってから議論されることだ。
パチェコはまた、このプロジェクトを憲法・司法委員会(CCJ)に進める「非常に強い傾向」があることを示唆した。
最高裁の秘密予算審議への代替え案を進めるかように、連邦議会は金曜日に、透明性の欠如とお金の分配に関する基準から「秘密予算」と呼ばれる報告者修正案の分配基準を確立する決議を承認した。
この決議は、最高裁判所(STF)がこの措置の合憲性の審議を始めた1日後に承認された。STFの裁判では、秘密予算の禁止が5票、維持が4票で、透明性を高め、分配基準を採用するなどの変更を加えている。
STFは月曜日にRicardo Lewandowski裁判官とGilmar Mendes裁判官の投票により、本件の審議を終了する予定だ。
この代替え案は「少しの安堵感」をもたらすものだが、一時的なものだとも言われる。かとおもえば、秘密予算が合憲だと判断される見込みはまだあると指摘する専門家もいる。
「財政リスクはまだ残っている」とコメント
ペトロブラス(PETR4)の株価は、新政権が国有企業に対して行う可能性のある計画について投資家がまだ熟考しているため、実質的に安定した状態で取引を終えた。
ヴァーレ(VALE3)は1.71%下落した。中国の大連取引所で最も取引されている鉄鉱石先物5月限は0.5%上昇し、シンガポール取引所では1月の基準限月が1.2%下落し、取引を終了した。
小売セクターのネガティブなセッションでは、マガジンルイザ(MGLU3)が8.85%下落した。Itaú BBA は、「マーケットパフォーマー」推奨、目標株価 3.20 レアルでカバレッジを再開した。
金曜日、B3は2023年の最初の4カ月間、Ibovespaの銘柄組成の2回目のプレビューを発表した。IRB(IRBR3)の除外が発表され、安定的に閉じた。ポジティボ(POSI3)の除外も維持された。