サンパウロ州内陸部のアパレシーダ・ド・ノルテ市で21日朝、国の守護聖人ノッサ・セニョーラ・アパレシーダを祀っているアパレシーダ聖母大聖堂でボヤが起き、関係者や市民が慌てる事態が起きたと同日付G1サイトなどが報じた。
ボヤが起きたのは午前8時頃で、出火場所は聖堂を訪れた信者達がローソクを灯しておく、カペラ・ダス・ヴェラスと呼ばれる部屋だった。
聖堂関係者によると、この部屋のベンチの上に置かれていたローソクのパッケージが燃えたが、聖堂配属の消防隊がすぐに消火活動を行った。そのため、カペラの窓周辺に煤による黒ずみが残ったものの、建物そのものへの損傷やけが人などは出ていないという。この部屋は常に火が灯されている。
ボヤが発生した時に通りかかった近隣住民の一人は、聖堂から上がる黒煙の量に驚き、心配したという。