【既報関連】新型コロナのパンデミックで2年間開催が見送られていた年末の恒例行事「レヴェイロン」が各地で再開される事になり、イベントや観光客受け入れの準備が進んでいると23日付現地サイトなどが報じた。
レヴェイロン復活の一例はサンパウロ市で、パウリスタ大通りでは22日から、ハドッキ・ロボ街~ベラ・シントラ街間に幅16メートル、奥行き20メートル、高さ8メートルの舞台設営が始まった。
今年のテーマは「再会の瞬間(O Momento do Reencontro)」で、31日午後5~6時はファファ・デ・ベレン、AILA、ロベルタ・カルヴァーリョ、午後6時半~7時半はパドレ・ファビオ・デ・メロ、ジザ・フェルナンデス、午後8~9時はシャマン、午後8時半~10時半はチエリー、午後11時~1月1日0時10分はレオナルド、0時45分~2時は今年のサンパウロ市カーニバル優勝チームのマンシャ・ヴェルデのショーが行われる。
市役所は今回のイベントには200万人が参加すると見ている。今回のイベントには既に、4億5千万レアルが投じられている。
リオ市もコパカバーナ海岸での年越しイベントの準備が進んでおり、地下鉄の専用カードの販売や、防護柵や監視台の設営、金属探知機装備などの安全対策も実施中だ。これらの対策は2020年のカーニバルでも実施された。
23日現在の情報によると、12月30日~1月1日のリオ市のホテルの予約状況は89・61%だが、イパネマ、レブロンは93・62%、レメやコパカバーナは93・10%、バラ・ダ・チジュッカやサンコンラドは92・04%となっている。ホテル業者らは今回のホテル占有率は過去最高だった92・10%を超える事を期待しており、家やホテルで年越しを楽しむ「レヴェイロン・インドア」が市内一多いバラ・ダ・チジュッカのホテルは満杯となる見込みだ。
全国各地では、クリスマスや大晦日~元旦にかけてのイベントが目白押しで、高速道路や航空便の利用者も急増中だ。
また、25日には航空機の操縦士や客室乗務員らの組合と航空会社の合意が成立。遅発やキャンセルなどが相次いでいた航空便も26日は正常運航されている。