米国タイム誌が毎年12月に「今年の人」を発表するのを模し、「イスト・エ」誌が「今年のブラジルの顔」を発表。アレッシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事が選ばれた。モラエス判事は数年来、ボルソナロ大統領との対立で渦中の人物となり、大統領選を含む統一選では選挙高裁長官として連日のように報道に登場。しばしば、「ボルソナロ氏やルーラ氏よりも目立っている」とさえ言われた。「民主主義と憲法を守った」と高く評価する声がある一方、「ボルソナロ氏の邪魔をした」と嫌う声もあるが、賞賛・批判含め、話題にされる機会が多かったのは確かか。
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サッカー・ブラジル代表(セレソン)監督候補にジネジーヌ・ジダン氏の名前が浮上し、サッカーファンを驚かせている。ジダン氏といえば90〜00年代のサッカー界を代表する名選手で、セレソンは彼を擁するフランス代表にW杯で98、06年と2度も敗れている。監督としても、レアル・マドリッドで3大会で優勝と実績もあり、現在は幸いにしてフリー。「セレソンの弱点を見抜く大物」の就任が実現すれば鬼に金棒?
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大統領選やサッカーW杯などで賑わった2022年も残り僅か。サンパウロ市では31日、パウリスタ大通りでの恒例の年越しイベント「レヴェイロン」が2年ぶりに現地開催される。大勢の人が詰めかけることが予想されるが、今はコロナ感染再拡大の上、雨が多い。くれぐれも防犯対策を含んだ対策をお忘れなく。