デイリーアーカイブ 10月 3, 2023

【2日の市況】Ibovespaは1.29%下落、ドルは0.79%上昇=米国の行き詰まりは今後も続く可能性が高く、市場はFRBの次の金融政策に注目

 2023年第4四半期の幕開けは、朝早くから市場にとって安堵の日となりそうだった。世界最大の経済大国である米国で、政府機関の閉鎖を回避することがあらゆる困難を乗り越えて合意されたことで、金利による市場の混乱が続いた1週間後のウォール街のムー...

《記者コラム》サンタクルスと援協の不可解な動き=巨額の闇融資の責任は日本政府にも

 「僕らはみんな弁当代すら自分で払ってこの会議に出席している。完全ボランティアで極力無駄を切り詰める経営をしている。そうやって貯めた大金を他団体に貸すなんて普通なら絶対にありえない」――9月28日午前、サンパウロ日伯援護協会(以下、...

帰還米兵の戦利品を日本へ戻す=特攻隊の親戚持つ2世が買い集める

 「アメリカ兵が本国に持っていったものを日本兵の遺族に返したい」――サンパウロ市在住の吉永四郎さん(72歳、2世)は、大戦中に米兵が南洋の戦地から本国に持って帰った戦利品をインターネットで買い集めている。日の丸の寄せ書き、軍服、装備...

ジノ法相、最高裁判事に意欲見せる=保守PL党首との会談も=前大統領長男ら強く反発

 次期最高裁判事の有力候補と目されるフラヴィオ・ジノ法相が、ボルソナロ前大統領所属の野党最大党の自由党(PL)のバルデマール・コスタ・ネット氏と会談するなど、最高裁判事承認に向けたと見られる行動を行い、注目されている。9月30日付メ...

高齢者は20年で2倍以上=2050年には現在の倍に

 9月30日付アジェンシア・ブラジル(1)は、高齢者憲章が発布された20年前の高齢者は約1500万人だったが、現在では倍以上の3300万人になった報じた。1日は国際・国内共に「高齢者デー」だった。  応用経済調査研究所(Ipea)...

ブラジル日本語センター=生徒作品382点を表彰=日本語まつり、15日に

ブラジル日本語センター(矢野崇敬理事長)は15日午前9時~午後3時、サンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同センター(R. Manoel de Paiva, 45)にて、「第19回日本語まつり」を開催する。入場無料。オンライン会議アプリ「...

豪華手巻きが食べ放題=こどものその8日に

 社会福祉法人こどものその(頃末アンドレ理事長)は月8日午前11時半~午後3時半まで、サンパウロ市イタケラ区の同施設(R. Prof. Hasegawa, 1198)にて、「第13回手巻き寿司フェスティバル」を開催する。前売り参加券80レア...

リベルダーデが一部歩行者天国化=日曜と祝日、車利用者は要注意

 サンパウロ市役所は1日、毎週日曜日と祝日のリベルダーデ地区の一部歩行者天国化を開始した。  歩行者天国の実施時間は、日曜、祝日の午前9時から午後8時まで。エステダンテ街、アフリットス街、アメリコ・デ・カンポス街、ガルボン・ブエノ...

小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=59

 浩二は小首をかしげて姉から離れた。半ズボンの少年が、ここ二、三年の間に姉と対等に話せるようになった。浩二にとっては一つの進歩だと考えていたが、姉から見れば、急に小生意気になった弟は、煙たい存在でもあったのだ。  律子は、騒ぐ胸を抑えるよ...

PSOL=新党首選出で乱闘騒ぎに=党内対立構図が浮き彫り

 極左の社会主義自由党(PSOL)は1日、党大会で役員選挙を行ってギリェルメ・ボウロス派の連立候補が67%を獲得し、来年の地方選挙に向けて党内の支配体制を強固にした。ボウロス氏は次期サンパウロ市市長候補として動向が注目されており、同...

リオ州政府=連邦とマレー複合スラム掃討=犯罪者用ゲリラ戦訓練施設も

 リオ州のクラウジオ・カストロ知事が9月29日、リオ市北部のマレ複合スラム街(Complexo da Maré)の犯罪組織撲滅作戦のため、連邦政府と共同作戦を行うと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じた。マレ複...

ルーラの術後は順調=予定よりも早く退院

 右側股関節の変形関節症手術のため、ブラジリアのシリオ・リバネス病院に入院していたルーラ大統領が1日、退院した。同日付アジェンシア・ブラジル(1)などが報じている。  ルーラ大統領は9月29日、同病院で変形関節症の手術を受けた。また、全身...

アントニー、ユナイテッドが復帰了承=元恋人への暴力疑惑に関し

 元恋人への暴力問題で活動停止処分を受けていたサッカーブラジル代表選手のアントニーが9月29日に所属のマンチェエスター・ユナイテッドから処分を解除され、練習に戻った。9月29日付テラサイト(1)などが報じている。  アントニーは昨年から今...

地下鉄・CPTM=3日のストを決行へ=サンパウロ市内の混乱必至か

 先週から予告されていたサンパウロ市地下鉄とパウリスタ都電(CPTM)、サンパウロ水道公社(Sabesp)によるストは、2日になっても撤回の意思表示はなく、決行予定日の3日に聖市民の足が乱れることが予想されている。2日付メトロポレス(1)な...

「村上」サンパウロ市最高の日本食店に=2年連続で1位の座に輝く

 弊紙9月30日付ブラジル万華鏡コーナーで報じた2023年度「Comer&Beber」各部門の受賞者リストが9月28日に発表され、和食レストラン部門では「レストラン村上」が2年連続で栄えある1位に輝いた。9月28日付けベージャ誌(1...

食卓に並ぶアマゾン料理と和食=パラー州の移民家庭の食事風景

 「箸でお椀に入ったタカカー(先住民料理)を食べると味噌汁みたい」――パラー州在住の日系ブラジル人女性、メリッサ・ユイ・シバタ(17)さんは、寿司、焼きそば、シュラスコ(ブラジル風バーベキュー)、アマゾン料理マニソバ(キャッサバの葉...