小渕特派大使、新大統領着任式に=ヴィエイラ新外相とも会談

ヴィエイラ外務大臣と会談している小渕特派大使(提供写真)

 小渕優子衆議院議員(日伯友好国会議員連盟副会長)は1日、首都ブラジリアの連邦下院議会本会議場で行われたルーラ大統領着任式に、日本国を代表する特派大使として参加した。同就任式に続き、大統領府での新大統領挨拶や外務省イタマラチ宮における新大統領主催レセプションに、アルゼンチンのフェルナンデス大統領やチリのボリッチ大統領などの中南米各国の首脳や、スペイン国王、ポルトガル、ドイツ大統領など各国の代表者とともに出席した。

 翌2日に小渕特派大使はヴィエイラ外務大臣と会談。岸田文雄内閣総理大臣からルーラ大統領への祝意を伝達する親書を手渡し、ルーラ大統領及びヴィエイラ外相の就任に祝意を表した。
 小渕特派大使は会談で国際社会が直面するエネルギー及び食糧に関する危機的課題に言及し、ブラジルと日本は民主主義、自由、法の支配などの基本的価値を共有する「戦略的グローバル・パートナー」であり、ルーラ新政権とも経済分野や国際課題への対応などにおいて協力関係強化を図っていくと述べた。
 ヴィエイラ外務大臣は、日本との貿易や投資、科学技術交流、国際課題対応協力などに対する期待を述べ、小渕特派大使のブラジル訪問に歓迎の意を示した。今月予定されている林芳正外務大臣のブラジル訪問や議員交流の促進についても触れ、両国の一層の関係強化を図る意向を示した。

 小渕特派大使は、西森ルイス伯日議員連盟会長や日系団体関係者とも懇談を行い、日本と日系社会の連携強化及び交流の拡大、次世代の日系社会を担う若者や女性の更なる活躍方法などについて語った。パラナ州都クリチバのクリチバ日伯文化援護協会及びパラナ日伯商工会議所を訪問し、団体関係者らと日本と日系社会の連携のあり方などについて意見交換を行った。

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