ガレオン空港で火災発生=貨物用のターミナル全焼か

鎮火と報じられてからも煙が立ち上る貨物用ターミナル(18日付フォーリャ紙電子版の記事の一部)
鎮火と報じられてからも煙が立ち上る貨物用ターミナル(18日付フォーリャ紙電子版の記事の一部)

 リオ市北部のゴヴェルナドール島にあるトン・ジョビン国際空港(通称ガレオン)で18日午後、火災が発生し、貨物用のターミナルが燃えたと同日付現地サイトが報じた。
 火災が発生したのは昼過ぎで、同島の消防がメディアからの通報を受けたのは13時48分だった。だが、火災規模が大きく、グラジャウ、サンクリストヴァン、セントラル、イラジャ、ペーニャ、ノヴァ・イグアス、カテテ、チジュッカの8地区(一部報道では9地区)からも応援が派遣された。
 ガレオン空港側は消防に通報しておらず、空港内の消防隊で処理しようとしていたが、空港脇を通る幹線道を走行中の車がSNSに載せた写真や立ち上る黒煙によって火災の発生を知ったジャーナリスト達が地元の消防に通報したという。
 州防災局によると、飛行機の運航には火災による影響は出ていないが、隣接する国税庁の建物には避難命令が出た。16時過ぎの報道によると、負傷者も出ていないようだ。
 州防災局は様々な地区の消防士約150人が消火活動にあたり、ヘリコプターによる上空視察も行っていると発表。15時の時点で火災は鎮圧とも発表したが、実際には15時50分になっても市内各地から立ち上る黒煙が観察されている。
 火災が発生した原因や焼失面積、被害額などは今後の報告を待つ必要があるが、黒煙は貨物用のターミナルを覆っており、全焼となる可能性も否めない。

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