数多くの経歴詐称で米国とブラジルで渦中の人物となっていた米国のブラジル系2世下議ジョージ・サントス氏が17日、ツイッターで「下議辞任の意向はない」と宣言した。サントス氏は学歴、職歴を詐称した上、「先祖はナチスから逃れてきたユダヤ系ウクライナ人」などの発言も作り話だった。これらがスキャンダルとして連日報道され、所属の共和党からも辞任を求める声が出ていたが、下院議長に選ばれたばかりのケヴィン・マッカーシー氏の支持を受け、留任となった。この背景には、同下院で共和党が多数派を維持する必要があったことがあったという。
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鳴り物入りでグレミオに入団したサッカーのウルグアイ代表エースのルイス・スアレスが17日、レコパ・ガウシャ杯のサンルイス戦で初出場し、いきなり3得点(ハット・トリック)を決めた。この日のグレミオ・スタジアムは本格的なサッカー・シーズン前にもかかわらず、スアレス見たさの観客で5万人の大入りを記録。そこでいきなり結果を出した。世界屈指のストライカーとしての実力はダテではない。
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ルーラ政権は連邦政府の社会福祉政策(生活扶助)の名前にボルソナロ政権時の「アウシリオ・ブラジル」との呼称を使うことを避け、それ以前の「ボルサ・ファミリア」に戻す準備中。現地紙の報道では再改名のタイミングは3月というが、18日にはボルサ・ファミリアの支給開始との報道も。中身は同じだが名前は大切か。