在サンパウロ日本国総領事館は安全情報連絡の中で、6日午後9時頃にサンパウロ市地下鉄コンソラソン駅とサンパウロ美術館(MASP)の中間付近で発生した駐在員夫妻へのひったくり事件を報じ、周辺地域利用者へ注意を呼び掛けた。
同連絡によれば被害者らはコンソラソン駅からMASP方面に歩いていた。2人組の賊(10代の少年)は背後から近づき、夫を突き飛ばして、妻が身に付けていたネックレスを引きちぎり、コンソラソン駅方向に逃走した。被害者に怪我などは無く、被害品はネックレスのみだった。
総領事館は、夜間や人通りの少ない場所の徒歩移動はできる限り避け、移動する必要がある場合は車両を利用すること、外出する際は、ラフな服装を心がけ、屋外での装飾品着用は避けること、移動時は腕時計を外す、パーティーに参加する際にはアクセサリー等を現地で着けるようにするなど工夫し、被害に遭うリスクを軽減するよう呼び掛けている。