アメリカナス(AMER3)株は、金曜日(20)にIbovespaと別れを告げた。B3の方式によれば、司法更生中の企業はどの指数にも含めてはいけないため、Ibovespa指数やその他の指数から外された。
同社の司法再建申請が裁判所で受理された昨日、1レアルという象徴的な値で取引を終えていた。本日、同株は1レアル以下で取引を開始し、取引セッションの初めには1.18レアルと18%上げたが、すぐに下落して0.71レアルと29%下落して引けた。一日の最小値はR$ 0.64と36%の下落を記録した。
これにより、不正会計暴露からわずか7回の取引で、108億3000万レアルの時価総額を持っていたアメリカナスは、6億4000万レアルまで暴落した。この不正会計発表前の株価は12レアルで、この期間に94.08%も下落した。この間の市場価値の損失は約101.9 億レアルに達した。
Ibovespaは金曜日(20日)、112.040ポイントで0.78%下げて終了した。ブラジル証券取引所の主要株価指数は、ルーラ大統領とその経済チームによる最近の演説を反映して、国外とは逆の動きとなった。だが、週足では1.01%の上昇になった。
ルーラは今週、中央銀行を批判する演説をした。アレッシャンドレ・パジーリャ大統領府渉外室長官は事態を和らげようとして「市場は何も心配することはない」と言った。しかし、中銀理事のブルーノ・セラを後退させる可能性が報じられ、この機関の独立性に不安が生じている。本日、O Estado de S.Paulo 紙は、連邦政府が中央銀行金融政策委員会(Copom)の「顔」を変え始める新しい名前を望んでいると報じた。
インフレターゲットに影響を与える可能性があるため、非常にシビアな問題だと市場では思われている。これがイールドカーブに反映されている。
ブラジルのイールドカーブは、その影響で全面的に高値で引けた。2024年のDIは6ポイント増の13,54%、2025年は21,5ポイント増の12,82%となった。2027年、2029年の契約はそれぞれ32.5ポイント、34ポイント上昇し、12.85%、13.01%となった。2031年のDIは13.09%で、35ポイント上昇した。
このように、Ibovespaの下落の中で、国内市場に関連する企業が注目された。アルパルガタス(ALPA4)の優先株は5.90%下落した。インデックス最終日のAmericanas (AMER3)は29%下落した。
一方、高値圏にあるのは、やはりコモディティ輸出企業で、これらは今週の指数の高値の主役となった。経済再開した中国の成長拡大が見込まれ、非製造業製品の価格は引き続き上昇している。
大連証券取引所では、ブレント原油が1.71%上昇し87.63米ドル、鉄鉱石トンが1.76%上昇し127.61米ドルとなった。
Ibovespaで最も上昇したのは、3R Petroleum (RRRP3) の普通株式で3.48%上昇、CSN (CSNA3) の株式で2.41%上昇、USiminas (USIM5) のシリーズB優先株で2.73%増加した。
また、ブラジル銀行(BBAS3)の普通株式は2.45%、ペトロブラス(PETR4)の優先株は2.09%上昇した。
ニューヨークでは、ダウ平均が1%、S&P500が1.89%、ナスダックが2.66%それぞれ上昇した。
今日は米国で、特にナスダックで強い上昇があった。強気なのは、技術系企業の解雇が相次いでいることが一因だと見られている。厳しい状況下で、これらの企業は効率性を追求する意思表示をしており、それは市場からもよく見られている。
米国通貨が国際的に強さを失う中でも、ドルはレアルに対して0.72%上昇し、買いで5.207レアル、売りで5.208レアルで取引され、週で1.98%上昇した。