フォーリャ紙が19日付の朝刊の一面に掲載したルーラ氏の写真が物議を醸している。問題の写真は18日に大統領府で開催された労働組合との会合を取材したカメラマンのガブリエラ・ビロー氏が三権中枢施設襲撃事件の際に破壊された額縁に入ったルーラ氏の写真を写したもので、写真を覆ったガラスのそれもルーラ氏の左胸の部分にひびが入っているため、写真を見た人からは「ルーラ氏が何者かに襲撃されたようだ」「大統領へのテロを煽るかのようだ」などの強い批判が出ている。報道写真は「時の象徴」をとらえることが大事だが、時節柄、少し刺激が強すぎた?
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サンパウロ総合大学(USP)の女子医大生による卒業式積立基金横領問題が強い社会的反響を呼んでいるが、被害に遭った医学部生たちは現在、卒業式の資金を捻出するため、ネットを使って積極的に募金を求めているという。損害額は約100万レアルだが、どこまで集められるか。また、不正使用を行ったアリシア・ヴェイガ氏には「宝くじに使い込んでいた」上、掛け金不払いなどの説も出ている。早く解決して欲しいところだ。
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19日のサッカーの聖州選手権。サンパウロはフェロヴィアーリアを2―1、パルメイラスがボタフォゴSPを1―0で下し、それぞれ、第2節目で今大会初勝利を記録した。両チームは22日、第3節目にして早くも伝統カード(クラシコ)を行う。場所はパルメイラスの本拠地アリアンツ・パルケだ。