農水省・JETRO=日伯食品・農業合同セミナー3日に=日系農業者研修報告、商談会も

 農林水産省とJETROは2月3日午前9時から午後1時半、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会(Rua São Joaquim, 381)で「日伯食品・農業合同セミナー」を開催する。参加費無料、日本語及びポルトガル語の同時通訳付き。参加申し込み締め切りは1月31日まで。オンライン同時配信あり。
 セミナーでは、日伯両国の産学官の有識者が、ブラジルにおける食産業の事業展開の可能性や、世界の食料安全保障、持続可能な生産システム確立に向けた両国の協力についての議論などを行う。
 会場には、ブラジルでのビジネスの拡大や同国の食品・農業分野の政策動向や市場動向等に関心のある企業や関係者に向けて、商談会ブースや参加企業の商品・技術を紹介する展示スペースも設置する。ランチレセプションでは、日本の食品企業による試食等も実施される。
 農水省委託事業「中南米日系農業者等との連携交流・ビジネス創出事業」(https://www.nikkeiagri.jp/)の一環として、日本で研修を受けた中南米の日系農業者の研修報告及び日本企業との商談会等も開催予定。
 セミナーは日伯両国の食品及び農業分野でのビジネスや協力関係の一層の拡大を図ることを目的に開催される。中南米地域は約6億人の人口と高い成長力を有し、日系人社会や日本食文化が根付いた市場として、日本産食品等の輸出をはじめビジネス展開の潜在性が高い。
 新型コロナ感染拡大やウクライナ情勢などを背景とした食料安全保障や持続可能な農業生産システムへの関心が高まる中、穀物をはじめ世界の農産物の生産拠点である中南米地域との経済関係の強化は今まで以上に重要となっている。ブラジルは、中南米地域最大の人口、市場、農業生産力を有する国。日本とは経済、社会、文化面で強固な関係を築いており、今後の食、農分野での関係強化が期待されている。
 参加申し込みは以下のサイトから行う。日本語案内サイト(https://forummaff.eventbrite.com)ポルトガル語案内サイト(https://www.eventbrite.com/e/forum-japao-brasil-agricultura-e-alimentos-tickets-516922488077)。
 詳細問い合わせは、農林水産省輸出・国際局新興地域グループ(電話03・3501・7402、メールmaff_seminar01@maff.go.jp)まで。

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