おしゃべりパパガイオ

 25日はサンパウロ市の誕生日(市制記念日)で、サンパウロ市は休日となる。この2年間は新型コロナのパンデミックのために市の休日などを前倒しし、まとまった休みにする「フェリアドン」を実施したことにより正式な休みでなくなり、職場によっては平日通りの勤務を続けるところもあった。だが今年は、もうフェリアドンを採用する必要もなく、市制記念日も通常通りに行われる。現在もぶり返しの時期はあるが、日常が戻ったことでワクチンには感謝したいところ。また、フェリアドンを採用してコロナ対策に努めたが、任期中の2021年に癌で逝ったブルーノ・コーヴァス前市長が思い出される。
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 サンパウロ市市制記念日は毎年、大物歌手たちのコンサートが行われているが、これもここ数年間、パンデミックで規模や開催が制限されていたが、規模の大きな開催に戻っている。今年の目玉はロック歌手のナンド・レイスで、サンパウロ市文化センターで40年のキャリアのヒット曲オンパレードを行う。今年は彼自身が人気メンバーだったバンド、チタンスも黄金期のメンバー再集結の全国ツアー開催で盛り上がっているところだ。
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 サンパウロ市市制記念日は例年、サッカーのコッピーニャ(サンパウロ・ジュニア杯)の決勝戦が行われる。今年の決勝を戦うのはパルメイラスとアメリカMGのジュニア・チームだ。パルメイラスは、「小メッシ(メッシーニョ)」の異名もとる15歳エステヴォンの活躍などで大会2連覇を狙いたいところだ。

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