29日、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は8日の三権中枢施設襲撃事件に関与したとされる11人のボルソナロ前大統領派の選出下議の就任差し止め請求を却下した。この中にはモラエス判事から度重なるネットのアカウント凍結処分を受けているニコラス・フェレイラ氏をはじめ9人の自由党(PL)党員が含まれているが、とりあえず就任できることになった。直前に連邦検察庁が彼らの言動には事件性がないとの判断を出していたが、検察庁の公開捜査の対象となったアンドレ・フェルナンデス氏とシルヴィア・ワイアピ氏(共にPL)は就任しても倫理委での処分を免れ得ないと見られている。
◎
現在、コロンビアで開催中のサッカーのU20南米選手権で、ブラジル代表はリーグA組を3勝1分のトップで通過。ここで宿敵のアルゼンチンを予選落ちさせ、6チームによる決勝トーナメントに進出した。31日はトーナメント初戦でベネズエラと対戦する。今回の選手権ではエンドリック(パルメイラス)やアンジェロ、マルコス・レオナルド(共にサントス)の召集が拒否されたが、新たな有望株の誕生に期待。
◎
30日朝、サンパウロ市北西部を走るCPTM8号線で電車の遅延が生じた。インペラトリス・レオポルジーナ駅で変圧器の火災が起きたためで、ラッパ~カラピクイバ間は代行バスが出た。負傷者などは出ていない。8、9同線は市内でも歴史ある路線だが、トラブルも頻発している。