邦人旅行者が強盗被害

 在サンパウロ日本国総領事館が、サンパウロ市シダーデ・アデマル地区で邦人短期旅行者が19日午後11時半頃に強盗被害に遭ったと報じた。
 同報によれば被害者は、同地区の店舗でブラジル人の友人が買い物をしている間、別の友人と自動車内で待機していた。買い物をした友人が店舗から運転席に戻ろうとしたところ、3人組の賊が現れ、友人に拳銃を突きつけたという。3人組は運転席と助手席の友人らのカバンを強奪した後、後部座席のドアを開け、被害者にもカバンを渡すよう要求。被害者が素直にカバンを渡したところ、賊らは被害車両から鍵を抜き取った上、バイクで逃走した。
 被害者に人的被害は無かった。被害品はカバン、旅券、携帯電話、財布内のクレジットカード、現金など。
 総領事館は、夜間など交通量が少ない時間帯は強盗被害に遭うリスクが高くなるため、車両の乗降時は周囲に不審な者がいないか状況をよく確認し、細心の注意を払うこと、強盗だけでなく誘拐の危険性もあるため、短時間でも駐車中の車内に留まることはできる限り避けること、店舗で駐車する場合は出来るだけ出入り口の近くで、人の往来が多い場所を選ぶこと、万が一事件に巻き込まれた際は、抵抗を試みると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走や抵抗などと誤解されるような素早い動きは絶対にしないよう注意を呼びかけている。

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