原油価格の上昇を受けたペトロブラスの普通株式および優先株式の上昇が、ブラデスコ下落を補った。Ibovespaは、この金曜日(10)0.07%とわずかに上昇して108.078ポイントで閉じたが、週足では0.41%下落だった。ブラジル証券取引所の主要株価指数は、国外市場の動向を一部反映する一方、国内市場の動向も反映し、今回は企業関連のニュースに重点が置かれました。
ブラデスコ(BBDC4;BBDC3)は、2022年第4四半期の報告がマイナスの内容だったので、同行の優先株は8.19%、普通株は6.08%下落した。市場はブラデスコの数字に不満を抱いており、2023年のガイダンスも引き下げられた。
Ibovespaの反対側はペトロブラス(PETR3;PETR4)の普通株式と優先株式で、それぞれ2.73パーセントと3.04パーセントのプラスとなった。欧米諸国が課した上限規制に対抗してロシアが減産を発表し、ブレント原油が2.34%上昇の86.48米ドルとなったことを受けて、各銘柄が続伸した。
ここブラジルでは、政治的な不確実性を少し反映した動きとなったが、企業分野ではより多くのハイライトがあった。ブラデスコの業績は悪く、銀行セクターを汚染したが、ペトロブラスはそれに対抗している。
ニューヨークでは、株価指数は正確な方向性を持たずに終了した。ダウ平均は0.50%、S&P500は0.22%順次上昇し、ナスダックは0.61%後退した。向こうの雰囲気は最高ではなく、テーマはマクロ経済だった。ミシガン州の消費者報告で、金融引き締め継続の不確実性が高まった。米国が景気後退に陥っていることは明らかで、金融引き締めが継続されるとの見方は投資家を不安にさせている。
ミシガン州の消費者信頼感指数によると、2月のアメリカの消費者信頼感指数は、コンセンサスの62.9に対して62.3の数値となった。
一方、原油価格の上昇は国債の利回りを押し上げ、10年物は3.745%と6.2ポイント上昇、2年物は4.528%と1.9ポイント上昇した。
コモディティの上昇で、ようやくレアル高に
米通貨は、買いが5.221レアル、売りが5.222レアルで、1.08%下落してセッションを終えたが、週足で1.44%の高値を積み上げた。
今日は、政治的なニュースがストップしている。昨日は、政府が中銀の自律性を見直すことを議会が支持する根拠はないと、アルトゥール・リラ下院議長が言及するなど、明るいニュースもあった。しかし、前日はリラ演説にもかかわらず、インフレ目標変更の可能性を警戒してリスク回避の動きが強かったことは特筆すべきことだと見られている。
金曜日、2025年のDIのレートは2.5ベーシスポイントの微増で、12.92%になった。2027年産は2ポイント減の13.12%、2029年産は5ポイント減の13.40%だった。2031年のDIは13.51%で終了し、こちらも5ベーシスポイントのマイナスとなった。