おしゃべりパパガイオ

 大型書店「リヴラリア・クルトゥラ」の破産宣告はとりわけ、本拠地のあるサンパウロ市の市民を驚かせたが、またしても破産報道。今度はチョコレート菓子の老舗「PAN」で、10日に聖州司法裁判所に自己破産を申請した。同社は1935年創業でタバコを象ったチョコレートの「シガリーニョス」で人気を得たが、近年は業績が悪化し、2021年に民事再生を申し出ていた。だが、負債額が2億6千万レアルに膨れ上がり、従業員も52人まで減った窮状のまま、再生のための期間も2週間ほど前に終了。負債清算のため、90日を要請しており、裁判所が13日に検察や保全管理人に見解を表明するよう命じた。
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 12日朝、サンパウロ市南部ジャルジン・サンルイスで、7人乗りの車が転覆・大破する事故が起き、4人の命が犠牲となった。その中にはコリンチャンスのフットサル・クラブに所属する16歳の少年も含まれていた。残りの3人も負傷しており、内1人は重傷で、クリニカス病院に入院中だ。警察は誰が運転していたかや飲酒運転をしていなかったかを調べる予定。彼らは事故現場近くでの会合に参加していたとされている。
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 サンパウロ市西部ブタンタン地区のエリゼウ・デ・アルメイダ大通りで13日、大きな陥没が発生し、現場周辺が通行止めとなった。今回の陥没はサンパウロ水道公社(Sabesp)が下水の詰まりを取る工事を行っていた最中に起きたが、同大通りでは先月も同様の原因で陥没が起きている。

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