15日朝、サンパウロ市地下鉄4号線で運行が止まり、混乱が生じた。同線は市内有数の商業、ビジネスの中心地を結ぶ線だ。同日付伯字サイトが報じている。
電車が止まったのはヴィラ・ソニア駅~パウリスタ駅間の8駅だ。その区間は、サンパウロ総合大学(USP)のあるブタンタン駅、サンパウロ証券取引所(B3)のあるファリア・リマ駅、市内屈指の繁華街のピニェイロス駅、2号線コンソラソン駅と連結し、市内最大の利用者数を誇るパウリスタ駅など、大きな駅を数多く含んでいた。
同線を運営するヴィア・クアトロによると、午前10時13分に起きた電気系統の故障が原因だという。
これにより、代替バスがあてがわれたが、利用者の多い区間でのトラブルということもあり、長蛇の列が生じた上、30度を超える夏日が加わり、利用者の不満が高まった。日雇い労働者の1人は、「今日の仕事が台無しになった。おまけに暑さで気分まで悪くなった」と強い不満を漏らした。
約2時間して、ヴィラ・ソニア〜ピニェイロス駅間は両方向、ピニェイロス〜パウリスタ駅は一方向が復旧したが、その後も混乱は続いた。