ペレ=遺産相続人がもう一人?=死の直前に隠し子騒動

 昨年12月に亡くなった「サッカーの王様」ことペレに、もう一人の娘が存在する可能性があると2日付フォーリャ紙サイト(1)が報じている。
 昨年9月、サンパウロ市イタケラの裁判所に、マリア・ド・ソコーロ・アゼヴェド氏なる人物がペレに対し「父親である可能性を確かめるための鑑定を受ける」ことを求め訴訟を起こしていた。
 ペレの弁護側はそれに反論を行わず、「DNA鑑定は自然だ」との見解を示していた。だが鑑定は行われることなく、ペレは12月29日に亡くなった。
 ペレの子供たちもペレが原告の父親であるかどうかを確かめるため、鑑定を受けるように勧められていたという。それは、仮に鑑定を渋った場合に問題がこじれる可能性があるとの弁護側の判断があったためだ。
 ペレの遺産は1500万ドルほどと推定されている。それに加え、サンパウロ州グアルジャーニある邸宅や、ペレという名の商標に伴う収入が加わると見られている。
 現時点で、ペレの遺産の相続の可能性があると見られているのはマルシア・アオキ夫人や6人の子供と2人の孫。訴訟の結果いかんで一人増える可能性がある。

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