史上最悪の連続殺人鬼が死亡=「100人以上殺した」と自白

事件を報道するエスタード・デ・ミナス紙サイトの一部
事件を報道するエスタード・デ・ミナス紙サイトの一部

 5日付エスタード・デ・ミナス紙サイト(1)などによれば、70人以上を殺害したとされるブラジル史上最悪の連続殺人犯ペドロ・ロドリゲス・フィーリョ氏(68歳)が5日朝、サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市で覆面の男等に銃殺されたと報じた。塀の外での暮らしより、刑務所暮らしの方が長かったという。
 州治安当局によれば、ペドロ氏が親戚自宅前にいた所、車に乗った男等に銃で撃たれたという。現段階で犯人は特定できていないが、犯行に使用された車両は発見された。
 彼は14歳のときに最初の人殺しをした。以来合計で71件の犯罪で立件され、400年の懲役を宣告された。犠牲者の大半は刑務所の受刑者だった。だがブラジルでは法律で囚人を40年以上収監できず、07年に仮釈放されて18年には刑を終えて出所した。
 86年に新聞に掲載されたインタビューでは、「基本的に他人には干渉しない。だが俺に干渉してきた時は躊躇なく殺す。今まで、俺に挑戦してきた奴は全員そうしてきた。一発殴りだしたら俺は止まらない」と語っていた。21年5月、彼はポッドキャストに参加し、彼は「100人以上を殺した」と問題発言をしていた。

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