訃報=桜井仁さん=ブラジル修養団連合会会長

在りし日の桜井さん

 ブラジル修養団連合会会長の桜井仁さん(ひとし、2世)が、3月3日午前7時、白血病のためBPミランテ病院で亡くなった。行年86歳。
 桜井さんは1936年にサンパウロ州マリリア市で生まれた。その後、来聖し、アルマンド・アルバレス・ペンテアド財団会計学校を卒業。64年、早稲田大学大学院に3年間通った。帰伯後に会計事務所を開業して経営する傍ら、ブラジル福島県人会長に加え、ブラジル修養団連合会会長も32年間務めた。
 知人らによれば、ブラジル修養団連合会は2021年に創設50周年を迎え、桜井さんは記念式典の開催を心待ちにしていたという。また、3年に亘る白血病治療の間、周囲に闘病の素振りは一切見せず、亡くなる1週間前に容態が急変し、帰らぬ人となった。
 9日に初七日法要を行い、12日に追悼法要を行う。

最新記事