バローソ最高裁判事が入院=腸閉塞を繰り返し緊急手術

バローゾ最高裁判事(Nelson Jr./SCO/STF)

 最高裁のルイス・ロベルト・バローゾ副長官が腸閉塞のため緊急手術を受け、ブラジリアのシリオ・リバネス病院の集中治療室に入院したと9日付アジェンシア・ブラジル(1)、コレイオ・ブラジリエンセ・サイト(2)などが報じた。
 最高裁によると、バローゾ判事は2月末にヘルニアの手術を受けた。同判事は手術後の3月1日にオンラインで大法廷審理にも参加したが、その直後に腸閉塞を繰り返し、2度の手術を受ける必要が生じたという。2度目の手術は8日に行われた。
 最高裁によると、バローゾ判事の回復は想定の範囲内で、近日中に集中治療室を出ることができるという。
 バローゾ氏は現在、最高裁の副長官を務めており、現長官のローザ・ウエベル氏が退官する今年10月以降は長官職を務めることになっている。
 バローゾ判事はリオ州出身の弁護士で、リオ州立大学で博士号を取得後、同大学で教鞭もとっている。最高裁判事には2013年に就任した。
 なお、9日16時31分付G1サイトによると、バローゾ判事は集中治療室から一般病室に移ったが、退院の目処はまだたっていないという。

 

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