在サンパウロ日本国総領事館の安全情報によると、2月12日午前と午後、サンパウロ市ベラ・ビスタ区のジャンダイア街460番地付近で邦人の短期旅行者がそれぞれ強盗致傷と強盗未遂の被害に遭った。
被害者(20代男性)は同日午前9時頃、セー広場からリベルダーデ区に向かって徒歩で移動中、人通りがない前述場所で携帯電話を取り出していたところを3、4人の賊に囲まれ、携帯電話、メガネ、デビットカード等を奪われた。被害者は右腕に擦り傷と爪に軽症を負った。
さらに、同日午後3時頃、別の被害者(20代男性)が同所を歩行中、20歳前後の2人組の賊に襲われた。1人が後ろから羽交い締めにし、もう1人が携帯電話をポケットから強奪しようとしたが被害者が抵抗したため、2人組は何も取らずに逃走した。被害者に人的被害はなし。
総領事館では、昨年12月以降、サンパウロ市各所で邦人が被害者となる事件が多発しているとし、携帯電話(特にiPhone)は高額転売を目的として狙われやすいので、歩行中の使用はできるだけ避けるよう注意を呼びかけている。