若手の高良氏が会長に=ブラジル琉球舞踊協会

高良新会長(左)と城間前会長

 ブラジル琉球舞踊協会の会長がこのほど、ベテランの城間和枝さん(84歳、沖縄県大宜味村出身)から若手の高良仁志(ひとし)さん(38歳、3世)にバトンタッチし、2月26日に行われたブラジル沖縄県人会(高良律正会長)第86回定期総会の席上で紹介された。
 城間前会長は「我々1世の指導者の多くは80代になり、現在のインターネットの普及など時代の波についていけない状態になっています。若い人たちにバトンタッチすることで、これからも琉球舞踊を引き継いでいってほしい」と思いを語る。
 9歳から琉球舞踊に携わっているという高良新会長は「ブラジルでも琉球舞踊の若い指導者が少しずつ増えている中で、沖縄の伝統文化である琉球舞踊を守るために盛り上げていきたい」と意欲を見せていた。
 同協会は1992年に創立し、玉城流玉扇会、玉城流小太郎会、玉城流てだの会、玉城流てだ伯洋の会、太圭流華の会が所属。流派を越えて研鑽を深めている。

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