国連が作成した「世界幸福度ランキング」において、ブラジルが前回調査よりランクを11も下げ、49位に落ちていることがわかったと、20日付G1サイト(1)が報じている。
同ランキングは国連が2012年以降、毎年発表しているが、2022年調査でのブラジルは137カ国中49位で、前年の38位より落ちた。ブラジルは2016年に記録した16位以降、毎年、順位を下げ続けている。その詳しい理由に関しては分析されていない。
なお、1位は6年連続でフィンランドだった。以下、デンマーク、アイスランド、イスラエル、オランダと続いている。
他方、ロシアの侵攻が始まる直前に発表された昨年の調査では98位だったウクライナが、92位にランクをあげたことが注目されている。ウクライナの人々の幸福感はクリミア併合が起きた2014年ほど落ち込んでいない。紛争状態となったことで、友愛心や同胞愛、リーダーへの信頼感がかえって喚起されたのではないかと分析する人もいる。
また、タリバンによる支配が続くアフガニスタンは、3年連続で最下位となっている。