21日夜、プラナウト宮(大統領府)の前の池に下院議員の車が落ち、大騒ぎとなった。21日付G1サイト(1)などが報じている。
黒の三菱パジェロの防弾車が池に落ちたのは18時40分頃で、運転手が車をバックさせようとしたところ、池に落ちた。横倒しとなった車は車の先頭部分が水に浸かり、後方は池の端に寄りかかって逆立ちしたような状態でせりあがった。
プラナウト宮前での珍しい光景ということもあり、この光景は動画ですぐに拡散され、話題を呼んだ。
車はマルコス・タヴァレス下議(民主労働党・PDT)のもので、アレッシャンドレ・パジーリャ渉外室長官との会談に出席するために大統領府に着き、降車した直後だった。運転手によると、「池を通路(ピスタ)と見誤った」ために起こったという。運転手には怪我はなかった。
消防隊は転落から20分以内にかけつけたが、池に落ちた車の撤去は想像以上に難航した。クレーン車などを使って撤去し終えたのは23時頃だった。撤去に立ち会った関係者によると、車は修理が可能な状態だという。