3年ぶりの花まつり開催中=甘茶接待、土曜にお練り行列も

甘茶接待するブラジル人参拝者

 お釈迦様の生誕を祝う伝統行事「第57回花まつり」が3日から、サンパウロ市ガルボン・ブエノ街の大阪橋脇の日本庭園で、対面としては3年ぶりに始まった。ブラジル仏教連合会(佐々木良法会長)とリベルダーデ文化福祉協会(矢野ペドロ会長、ACAL)が共催。
 開会する10時以前から待っているブラジル人参拝者も多くみられ、約20人が立ち会いのもと、花御堂に誕生仏を安置する入仏式、甘茶接待が行われた。甘茶接待とは花で飾られた小堂に置かれた釈迦像に、参拝者が柄杓で甘茶をかけて祝うもの。
 その後、参拝者は甘茶を試飲した。初めて飲んだ人が多く、口に含むと優しい甘さが広がり「不思議な味わい」「本当に砂糖が入っていないのか」と驚き、おかわりを頼む姿も見られた。
 仏連事務局の櫻井聡祐(そうゆう)さんは「3年ぶりに花祭りを再開でき、とてもうれしい。今週ずっと甘茶接待をしておりますので、皆さんもお釈迦様のお祝いに出かけください。土曜日は広場で法要とお練り行列を行います』と呼びかけた。
 甘茶接待は日本庭園で7日まで午前10時から16時、法要等は土曜日10時からリベルダーデ日本広場で。

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