9日、サンパウロ州選手権の決勝戦第2戦が行われ、パルメイラスがアグアサンタを下し、2年連続25回目の優勝を果たした。9日付テラサイト(1)などが報じている。
2日に行われた第1戦を落としたことで、パルメイラスは5日に行われたリベルタドーレス杯のグループリーグ初戦をあえて控え選手で臨み、本拠地アリアンツ・パルケでの第2戦にベストメンバーで臨んだ。これは、昨年の全国選手権の優勝チームが同選手権未登録のチームに負ける屈辱を避けたいという気持ちの表れだった。
試合は序盤からパルメイラスが積極的に攻めた。対するアグアサンタは前半でイエローカードを4枚受けるなど、手荒い守備が目立った。
均衡が崩れたのは前半15分で、パルメイラスのフリー・キックが相手の壁で跳ね返ったところを、ボランチで先発のガブリエル・メニーノが逃さず、シュートを決めて先制した。さらに27分、ドゥドゥが右から出したクロスにヘディングで飛びついたメニーノがゴールを決め、2点目を挙げた。
さらに33分。ホニのシュートをはじいたキーパーからのこぼれ玉を16歳の黄金ルーキー、エンドリックが走り込んで決め、2試合連続ゴール。前半だけで3点のリードとなった。
パルメイラスは後半27分にもブルーノ・ロペスの駄目押し点で4―0。2試合合計で5―2とし、2連覇を決め、今年最初のタイトルを獲得した。
大サンパウロ市圏ジアデマの無名チーム、アグアサンタは優勝こそ逃しはしたものの、この大会での大活躍で来年のブラジル杯出場権を獲得しただけでなく、今期からは同クラブ史上初となる全国選手権4部入りが認められることになった。
また、8、9日は他の州選手権の優勝チームも決まっている。リオ州ではフルミネンセ、ミナス・ジェライス州ではアトレチコ・ミネイロ、リオ・グランデ・ド・スウ州ではグレミオが優勝を決め、来年のブラジル杯進出を決めている。