訃報 小山徳さん

小山徳さん

 産業開発青年隊8期生で、その会報編集員などを務めた小山徳(のぼる)さんが8日午前3時43分、膵臓癌のためサンパウロ市の病院で亡くなった。行年83歳。同日午後3時、サンパウロ州ソロカバ市メモリアル・パーク墓地で葬儀が行われた。初七日、四十九日法要は未定。
 1939年12月生まれ。長野県出身。62年に青年隊として渡伯。ブラジルでは日本電気(NEC)ブラジルに10年以上勤務。当時は最新技術だったマイクロウェーブ送信の中継施設建設を、NECが軍事政権から受注。小山さんは1971、2年頃にサンルイスからパラー州カショエイラまでその施設の工事で現場主任をした。
 3月29日にサンパウロ市サンルイス・イタイン病院に入院し、4月4日に退院。知人宅で療養を続けていたが、7日に様態が急変。集中治療室に入ったが、翌8日に死去した。

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